初めてソープに行った話

女の子と話したい、女の子と触れ合いたい。
そんな欲を抱えた私は思った。
「そうだ、ソープへ行こう」と。
このご時世に、である。

付き合っている彼女はいるが、向こうの都合でいつ会えるかもわからぬ日々。
何かをせずに後悔するなら行動してから後悔するタイプ。
ネットを漁り決めたのは、川崎某店。
前日に予約の電話を入れ、日付が変わる前に就寝する気合の入れっぷり。

朝起きると店からの着電が。
なんだろうと思いつつ折り返し電話を掛けると時間をずらしてほしいとのこと。
女の子の日記に撮影があると書いてあり、その関係であった。
特に都合が悪いわけでもなかったので承諾。

恐らく諸氏は経験があろうと思うが、初めてのことは何事も緊張をするものである。
それが人生初の風俗ともなればなおさらだ。
店へ向かう心の内は穏やかではなかった。

昼間だったのでキャッチもほぼおらず、すんなり店へ着くことができた。
オタクは声をかけてくる店員が何よりも苦手だ。

店についてのファーストインプレッションはホストクラブかな?である。
主にスタッフの風体が、であるが。
ただ電話口での応対もそうだが物腰は比較的柔らかく、印象は良かった。
不良が捨て猫に優しくしてると好感度がバク上がりするようなものかもしれない。

予約していることを告げ番号札を受け取り待合室へ。
中にはスーツ姿の先客が二人。
経験は多くないもののあるとはいえ、最後までできるかどうか。
一番の心配であった。

スタッフから呼ばれ、女の子の待つ階段へ向かう。
風俗業界ではお約束であろうパネルマジック。
多かれ少なかれ写真に修正がかかっていることは覚悟していた。
大当たりとは言えないものの、決して外れではないだろうという、ある意味面白みのない結果に終わってしまったが。
身長は少し盛っているが、それ以外はむっちりがちょっとぽっちゃりに増えた程度。
年齢に関しては誤差の範囲内。
顔もそれほど悪くなく、好みの問題で済む差。

初めてにしては上出来であろう、そう思い込むことにして女の子とともに部屋へ。
初めてであることを告げるとあまり気にはしてない様子。
仕事柄そういう客もいるだろうと思い聞くと、たまにいますね、と。
つまらない質問をしてしまった。

モンスターハンターをシリーズ初プレイしている、ということを日記から仕入れていたのでいい感じに話をすることができた。

話が切れたタイミングを見計らったように、体洗いましょうか、と進行を促される。
一糸まとわぬ姿になりタイル張りのスペースへ。
ご存知の通りソープランドは入浴施設だ。
ルールはあるが自由恋愛の末に何が起きてもおかしくない、そんな施設である。

シャワーを浴び、身体を洗ってもらう。
股間の息子も当然洗われることとなるがびくともしない。
不安が尾を引いていた。

暫し湯船で歓談した後、湯船を上がり身体を拭く。
受け攻めどちらが良いか分からず両方することに。
手始めに乳首を舐められる。
ムズムズする。
未開発だからだろうか。
臨戦態勢には程遠いが息子は反応を見せた。
続けざまに女の子が息子を咥え、刺激してくれる。
だが、息子が少しやる気を失ってしまった。

どうやら自分は受けではあまり興奮しないタイプのかもしれない。
そう伝え、攻守交代。
すると段々元気を取り戻してくる問題児。
我侭な奴め。

演技も多分にあるだろうが悪くない反応。
生でいけそうな雰囲気もなくはなさそうだったが、申し出てゴムを付けてもらう。
無用のトラブルは避けるべきである。

7分勃ちではあったが挿入。
性行為に成功!とかくだらないことを言いたくなるが許してほしい。
そのまま続けるものの、どうも勃ちきらない。
女の子に伝えると笑ってくれ、少し気が楽になった。

気分を変え騎乗位に。
なんということでしょう。
あれほど中途半端だった息子が昇天したではありませんか。
劇的ビフォー○フターである。
搾り取られたという表現が相応しいのではないか。
タイミングなのかテクニックなのか。
どちらにせよお互いに安堵した。

プレイが終わってからはまだ時間もあったので再び談笑タイム。
他の店の経験もあるそうで、変な客の話を沢山してくれた。
そんな世界もあるのかとしきりに驚いてばかりであった。

部屋の電話が鳴り、上がりの支度をしようかと言われまたシャワーを浴びた。
世辞も含まないでもないが、気持ち良かったと告げた。
言わないよりは言ったほうが印象は悪くないだろうと。
モンスターハンター頑張って、ともおまけに。

愚息に不満はあるものの、こうしてまあまあ満足のいくソープデビューと相成った。
たまに行ってもいいかもしれないな、と思えるくらいには。

それよりも彼女に早く会いたいな、とも。

昼過ぎの春の空には、太陽がかわらず輝いていた。